【d_301627】私のためのひと 総集編 2022-2023【終末人類】
塾講師兼詩人を勤める志信(しのぶ)には、女がいた。自分の詩に惚れた哀れな元教え子、叶恵(かなえ)。志信は叶恵と結婚も交際もせず、ただ体を重ねる関係を続けている。世間から見たらセフレでしかない二人だが、この関係はそれに留まるものではなかった。二人は互いの業と情、「生」にすがる強い執着心によって強く、脆く、繋がっていた?。本作はそんな二人が織りなす、深い性愛の物語。【登場人物紹介】○藤原 叶恵(ふじわら かなえ)25歳。都内市役所にて事務を勤める。●●時代に通った塾の恩師、黒澤志信の詩に惚れこむ。●●卒業後、彼と肉体関係を持つ。物腰柔らかで温厚な性格。しかし執着心がすさまじく、自分が執着した対象が自分のものでないと気が済まない。対象を手に入れるためなら手段を選ばないことも。無論、志信に執着している。彼のためなら自分の人生と命をささげても良いと思っている。○黒澤 志信(くろさわ しのぶ)37歳。都内有名私塾の非常勤講師を務める。その傍ら詩人としても活動している。かつての藤原叶恵の塾のクラスの担任であり、現在はいわゆるセックスフレンドの関係。温厚な性格だが繊細ゆえによく気を落ち込ませている。その憂鬱な気持ちを詩に昇華したり、叶恵に慰めてもらっている。叶恵に執着されていることで救われている部分がある。性欲はそこまでないが奔放な価値観を持っているため、叶恵以外の女性と寝ることも。○平野 美樹(ひらの みき)32歳。大手企業の受付嬢を勤めている。同じ職場の営業エースの彼氏を持つ。志信のもう一人のセフレ。志信とはバーで知り合った。彼氏がハイスぺゆえプライベートで全くかまってもらえず、寂しさから様々な男性と関係を持っている。セックス依存症気味。セフレの中でも志信は美樹にとっては特別な存在。性に溺れている自分を見下すことなく対等に付き合ってくれる唯一の異性の友人だと思っている。今回はかませ役として登場。【本文紹介(1)-コミカルな中にも不穏な雰囲気が!?『アナタセンゾク』】『アナタセンゾク』は志信と叶恵の大人の駆け引きのお話です。志信が他の女性を抱いたことを悟り、静かに嫉妬の炎を燃やす叶恵。叶恵が出た行動とは…!?「叶恵は誰の女?」【本文紹介(2)-突然ハードなプレイを要求されて!?「夢見ているの」】ある日の昼下がり、志信が突然叶恵の身体を激しく求める。いつも温厚で優しい先生の豹変に戸惑いながらも、叶恵は心底嬉しくてたまらない様子。※イラマチオ、おもちゃ使用、潮吹きとハードな内容となっております。【本文紹介(3)-寒い世界の最果てで二人体を温めあう「最果てまで一緒に逃げよう」】上記のに作品と打って変わって、こちらは耽美でしっぽりしたお話。「俺はこの海が好きなんだ」冬の寒空の浜辺を歩く二人。冷え切った体を温めるために二人は体を重ね合う…。志信のポエムをモノローグに載せて、詩的に表現しているおセンチ風味の仕上がりです。その他、二人のゆるやかな泥沼共依存な世界観をたっぷり描いた話が盛りだくさん!どうぞお楽しみください!