同人 【d_735855】The Topless Boxing -#13 -Rinkah VS Charlotte-【Mokusa】
透魔の地での戦いは、常に綱渡りだった。白夜と暗夜――かつて刃を向け合った者同士が同じ陣営に立ち、共闘という名の不安定な均衡を保っている。リンカとシャーロッテの関係も、その例外ではない。戦場では背中を預ける。だが、戦いが終われば互いに距離を取る。認め合っているとは言い難く、かといって完全な敵でもない。些細な言葉の行き違いが、火種になるには十分だった。補給の遅れ、訓練内容への口出し――そして、いつものようなシャーロッテの軽口。「あんたさ、力はあるけど融通が利かなすぎるのよ」その一言で、空気が変わった。リンカの足が止まり、ゆっくりと振り返る。その瞳には、冗談を受け流す余地はなかった。「黙れ。お前のような下衆な女に言われる筋合いはない」まさに、売り言葉に買い言葉。シャーロッテの口元は引きつり、次の瞬間には一歩を踏み出していた。「へえ……言ってくれるじゃない」このままでは、間違いなく乱闘になる――そんな時だった。路地の奥で闇に紛れていた男が、二人の様子を面白そうに眺めながら拍手を打った。「いやぁ、いい目をしてる。どっちも、相当‘殴れる’よな?」兵たちが警戒するより早く、男は低い声で甘い言葉を続けた。「……ここで暴れるのは、もったいないと思ってな。 どうせ拳を振るうなら、もっと値段の付く場所があるんだ――どうだい?」薄暗い路地で、男はそう言って笑った。「なんのこと?下らない話なら、あんたから先にぶん殴るわよ」シャーロッテは煩いとばかり、男へと構えを取る。しかし男は全く気にする素振りもなく、笑みを浮かべた儘だ。「ボクシングさ。地下闘技場へ出ないかって話だよ。 互いに殴り合って、最後まで立ってる方が勝ち――簡単だろ?」シャーロッテの目が、わずかに光る。「……いくら出るの?」「勝てば一晩で、兵の給金一年分だ」「ふーん……悪くないじゃない」「……シャーロッテ」そこまで黙って聞いていたリンカが、低く言った。「やめろ。そんなものは戦いではない」シャーロッテはしかし振り返りながら、にやりと笑う。「あら?誇り高き戦士様は、拳一つの勝負が怖いのかしら?」「怖くなどはない。だが、言葉は選べ。それ以上言うなら容赦は無しだ」「――ふふん、悪いけど選ばないわ」シャーロッテはリンカに一歩近づくと、その後を続けて言った。「だって、私。――あんたが‘逃げる女’だなんて、思いたくないもの」かくして両者の闘いは、いつの間にやら地下闘技場での闇ボクシングに移行。はたしてその決着や如何に!?■収録内容:基本CG25枚・差分込み合計88枚収録(※差分対応にて着衣やダメージ表現の有無を切り替え可能です)■参考解像度:XGA準拠(モニタ閲覧サイズ)