宮島水中花火大会は、1971年から毎年8月に開催されてきた花火大会です。
夏のメインイベントとして花火大会がありますが
昨年は新型コロナウィルスの影響で全国的に中止が相次ぎました。
はたして2021年、宮島水中花火大会はどうなるのでしょうか。
なんと、50年続く宮島水中花火大会は今後の打ち切りが決定しているとのこと。
【歴史に幕】宮島水中花火大会、打ち切り決定 広島https://t.co/Ws4kNhS7ka
半世紀近くにわたり開催されてきた広島の夏の風物詩、宮島水中花火大会が打ち切られることが決まった。来場者の安全確保が難しいことが最大の理由だという。
— ライブドアニュース (@livedoornews) April 14, 2021
この記事では
- 宮島水中花火大会なぜ打ち切りに?
- 宮島水中花火大会の歴史や特徴
- 宮島水中花火大会の過去の画像!
- 宮島水中花火大会の今後について
これらをお伝えしていきたいと思います。
宮島水中花火大会なぜ打ち切りに?
宮島水中花火大会は今後打ち切られることが、2021年4月に実行委員会から発表されています。
打ち切りの最大の理由として挙げられるのは安全対策の確保の難しさとのことです。
2020年は東京オリンピックの開催に伴う会場警備体制の人員確保を理由に、開催が中止されました。
東京オリンピックが延期となったことにより、2021年も同様の理由で中止とされていました。
が、どうやら理由はそれだけではないようです。
次に、宮島水中花火大会の具体的な打ち切り理由についてお伝えします。
混雑に加え宮島へのフェリー移動もあり安全確保が難しい
宮島水中花火大会は名前からも分かる通り、通常の花火大会とは異なり、海上で開催されます。
花火大会当日は約5万人もの見物客が宮島に渡ることになり、大会終了後のフェリー移動および対岸の宮島口における混雑がこれまでも問題になっていました。
一般の花火大会でさえ終了後の帰宅混雑は避けられないので、離島開催となるとその影響はさらなるものでしょう。
2016年の宮島水中花火大会後の様子のツイートです
宮島水中花火大会が終わって暫くピークを過ぎるのを待ってフェリー桟橋に行ったらこれ💦 pic.twitter.com/CB74aiA104
— ♛ かき揚げ丼 (@edojingumae19) August 11, 2016
この問題に加え、過去には
- 兵庫県明石市における歩道橋事故
- 山陽道における脇見運転、駐停止
- 見物用のプレジャーボートの乗り上げ事故
等の問題も発生しています。
このような背景もあり、実行委員会としては厳しい安全対策が求められてきました。
新型コロナウィルス感染症対策の困難さ
そこに追い打ちとなったのが2019年からの新型コロナウイルス。
コロナウィルスの感染拡大対策として「三密」を避けるというのが第一です。
しかし宮島水中花火大会では既にこれだけの安全対策を求められている状況下で、さらなる対策をしなければいけないというのは相当な苦労だと想像されます。
いつ収束するかも不明なコロナウイルスと、その対策を盛り込んだ上での安全性の確保という問題。
これ以上の開催を続けることは困難だと実行委員会は判断したということでしょうか。
残念なことではありますが、それだけ困難な状況の中でこれまで開催してくださっていた実行委員会へは感謝の気持ちでいっぱいです。
宮島水中花火大会の歴史や特徴
ここでは宮島水中花火大会の歴史、そして特徴を見ていきたいと思います。
宮島水中花火大会の舞台となる宮島(厳島)は広島県廿日市市にあり、広島湾に浮かぶ島で日本三景の一つでもあります。
宮島のシンボルともいえる厳島神社や大聖院等、日本文化を象徴する名所に加え、紅葉谷公園などの豊かな自然が残っており、古くから日本人に愛されています。
アクセス方法としてはフェリーでの移動が基本になります。
公式HPによると移動の所要時間は、対岸の宮島口から約10分となっています。
宮島水中花火大会の歴史
観光名所として有名な宮島ですが、夏期には毎年開催されている宮島水中花火大会もまた名物の一つです。
1971年から開催されている宮島水中花火大会は、2021年で第50回となる予定でした。
2018年には7月の集中豪雨により鉄道不通区間が多く、輸送困難が見込まれたため中止。
2020年は東京オリンピック・パラリンピックの開催が予定されていたため中止。
2021年も東京オリンピック・パラリンピックの延期により中止といわれていました。
が、もっと悪いことに、今後の打ち切りの方針が固められてしまったというわけですね。
宮島水中花火大会の特徴
宮島水中花火大会は「日本の花火大会百選」にも選ばれています。
地元や近隣県からだけにとどまらず、毎年全国から多くの観覧客が訪れます。
大会の目玉はなんと言っても、水中花火です。
海上に浮かぶ船上で点火された花火が水中に投下され、半円状に花開く瞬間と、厳島神社の鳥居のシルエットが映し出される瞬間のコラボレーションはなんともいえない情緒を含んでいます。
打上総数は約5000発で、そのうち約200発が水中花火として投下されます。
水中花火のうち約100発が10号玉となっているのも見どころですね。
10号玉は開くと直径300mほどの花を咲かせます。
宮島水中花火大会の過去の画像!
気になる宮島水中花火大会の過去の画像をいくつか貼ってみますね。
打ち切りを知ってアップされたツイート。コメント欄によると2017年の写真のようです
まさかこの日が自分にとっての最後の宮島水中花火大会になるとは思いもしませんでした。。
ここでしか見れない最高峰の花火大会だったのに。
かなりショック。。
また復活する日が来る事信じてます。 pic.twitter.com/E8RdCdmeeM— KAZU (@HEROES_901) April 14, 2021
2019年の宮島水中花火大会の写真を載せたツイートです。普段は観られない夜の表参道も見もの
今更だけど、宮島水中花火大会。
夜の散歩も楽しかったな。 pic.twitter.com/FFFX2RBdaQ— ひ め ぽ よ (@lol_hime_) September 11, 2019
こちらのツイートは2016年の画像のようです
広島県 宮島水中花火大会#昔の写真
実は広島出身でして3年前に帰省をかねて1回だけ行きました。
花火は苦手で、というのも必ず酔っ払いに絡まれるか、近くで喧嘩を始めるかで、この日も遭遇しました。
人も多いし、場所取りで待つのも苦手なので基本はあまり行きません。
でもやっぱり素敵ですよね。 pic.twitter.com/XCNdOkEmkx— へたっぴ写真家 (@v0_0v______mk) August 1, 2019
何年かは分からないのですが、上からの構図で「水中」花火がよく分かる画像です
宮島水中花火大会
過去picですが、お気に入りなのでお暇な時に見てください😊💓#花火大会 pic.twitter.com/qkRyP8poEN— ヒトシ(HITOSHI) (@puraten10_japan) August 24, 2019
2016年の画像で鳥居のシルエット×水中花火がとても綺麗なツイートです
8月25日に予定されていた宮島水中花火大会が中止とのことです。
翌26日に広島の実家に行く用事が出来たので、前日入りして撮影を考えていました。残念です。
同郷のみなさんが豪雨災害にあっているもとですので、致し方ありませんね・・・
写真は2年前のもの。#宮島水中花火大会 pic.twitter.com/iieuxqVhoS— へたっぴ写真家 (@v0_0v______mk) July 25, 2018
宮島水中花火大会の今後について
ここまで、宮島水中花火大会の打ち切りの理由をお伝えしてきました。
宮島では今後、花火大会は開催されないのでしょうか。
今まで開催されていたイベントをなくすというのは悲しいことです。
特に花火大会のようなビッグイベントであればなおさらです。
そのようななかで、朗報もあります。
廿日市市によると
とのことです。
これは嬉しい内容です。
宮島とのコラボレーションは見れなくなってしまいますが、サプライズで打ち上がる花火は、観られたときの嬉しさも大きいでしょうね。
2015年の宮島水中花火大会の動画
宮島水中花火大会なぜ打ち切りに?歴史や特徴・過去の画像も! まとめ
この記事では、
- 宮島水中花火大会なぜ打ち切りに?
- 宮島水中花火大会の歴史や特徴
- 宮島水中花火大会の過去の画像!
- 宮島水中花火大会の今後について
をご紹介してきました。
半世紀も続いてきたイベントに終止符が打たれるというのは悲しいことですが、時代に合わせた対応が求められる中での判断を受け入れていきたいです。
今後、同様の理由で中止になるイベントもあるかも知れませんが、新しい時代の楽しみ方を見つけられると良いなと考えています。
最後までお読みくださり、ありがとうございました!
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